スターアニスってなかなか使う機会はないかもしれませんが、アニスやフェンネルシードのようなスパイシーさと、バニラを思わせる甘い香りがあって、刺激と優しさの調和した、独特の個性がおいしいスパイスです。
中華風の豚の角煮に感じる、あのほわっと甘くて個性的な香りは、スターアニスの香り。
今回はいつものサバの煮つけにスターアニスをプラスして、オリエンタル風味に仕上げます。
■材料(1人前) ・サバの切り身……1切れ 【下ゆで用】 ・水……1カップ ・しょうが……2切れ ・白ワイン……1/2カップ 【煮込み用】 ・水……1カップ ・白ワイン……1/2カップ ・砂糖……大匙2 ・みりん……大匙1 ・醤油……大匙2 ・粉末中華だし……小匙1 ・しょうが……スライス5枚程度 ・GABANスターアニス(八角茴香)……2個
サバは下ゆで用の白ワインとしょうが入れた水で、表面が白くなるまで下茹でします。
下茹でが出来たら、煮込み用の調味料などとともに鍋に入れて、サバに火が通るまで煮込みます。
サバに火が通ったら、身を取り出して煮汁と分けて、煮汁をとろみがつくまで煮詰めます。
一緒に煮込んだしょうがのスライスを付け合わせに添えて、サバのスターアニス風味。
オリエンタルでエキゾチックな香り、でも食べると懐かしい煮付けの味で、ちょっとおもしろいひと皿です。
豚肉はもちろん、鶏肉でもおいしくできそうです。